参加者でもあったライター小澤美奈子さんが当日レポートを書いてくれました。


横浜市港北区で新しい何かがはじまる?

そんな期待感に胸を膨らませて向かった先は、センター北の駅前にあるヨツバコの7階、日本一のボロネーゼが食べられるというイタリアンレストラン「IL PONENTINO Piazza」。

フリーアナウンサー川口由貴絵さん司会進行のもと、主宰者の大川氏による乾杯の音頭とともに幕を開けた「横浜港北メディア交流会」。地元の関係者のみならず、都内や遠くは九州からのゲストなど、実にさまざまな場所でメディアを運営する方々が集まってきました。

参加者による自己紹介

※紹介順

「ラジオフクコイ」おかげさまデザイン株式会社 代表取締役社長 山口 稔江さん

FM東京スタジオから全国約90局のコミュニティFMに向けて番組配信をしている会社の代表。番組の企画運営制作に携わる。

一般社団法人 日本ラジオパーソナリティー協会 理事/顧問 妹尾八郎さん

九州で物流会社を経営しながら、日本ラジオパーソナリティー協会を立ち上げ、ラジオ業界の活性化と発展、地方創生と地域防災活動を促進。

港北経済新聞 編集長 坂井直人さん

インタビューメディアである港北経済新聞で、都筑区・港北区・青葉区・緑区の地域情報を毎日ネットで配信して今年で7年目を迎えるメディアの編集長。副業でフリーランスライターして有名企業の広告も手掛け、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボの理事でもある。

あそびい横浜 編集長  株式会社パパカンパニー 添田昌志さん

横浜市在住の子育て世代をターゲットに、親子で行って楽しい場所を紹介するサイト「あそびい横浜」の編集長。毎日更新し続け既に記事数約1300件超え。100人単位の集客に成功した事例あり。一級建築士という側面も。

ロコっち 編集長 藤村希さん

たまプラーザに特化したメディアを運営。コンセプトはプラットフォームを作って、地元の駅ごとの独立したポータルサイトを制作する予定。2017年夏から活動開始。MBAホルダーでもあり、地域事業者の業務サポートも行う。

医療経営新聞.com 編集長 株式会社アメニクス 児玉秀人さん

クリニックや病院の経営情報を発信するメディアの編集長。元クリニックのコンサルタント。地域とクリニックの繋ぐ役割を担う。地域のメディア関係者と連携し、地域医療の発展を望む。

家計の固定費削減協会 代表 大日方宏行さん

スマホ料金の削減に軸に、家計に固定費を減らすためのサポートを行うコンサルタント。平均削減金額年間6万円、かつてコンサルティングで年間60万円削減した例も。

一般社団法人 地域創業公益支援機構 代表理事 鈴木洋平さん

医療法人と地域貢献の社団を運営。主に起業をキーワードに活動中。医療記者およびジャーナリストでもあり、取材や寄稿も行う。日本のポップカルチャーや政治をフランスに伝えるメディアも運営。さらに、レンタルオフィスやレンタルスペースを10店舗ほど展開。医療・メディア・地域で繋がっていきたい。

フリーアナウンサー 川口由貴絵さん

北海道のNHK室蘭放送局でキャリアをスタート。その後放送大学で約6年間専属アナウンサーを務める。ラジオではFMサルースで藤田みささんの同僚としてパーソナリティーを担当。ミュージックバードの「アフタヌーンパラダイス」でレギュラー出演した経験もある。川崎を拠点にパーソナリティー・司会・話し方講座の講師などで活動中。

株式会社アーヴィングプレイス 代表取締役 畔田淳さん

今回の会場である、センター北「イルポネンティーノピアッツァ」のみでなく、銀座にも南イタリア料理レストランを経営する飲食店経営者。質の良い料理が手頃な価格で食べられると評判。最近は、某大手ステーキチェーンより割安な価格で良質なサーロインステーキを提供し、地元で話題となる。

おかげさまデザイン株式会社 取締役 松本喜朗さん

2500万人に届く全国90局のコミュニティFMに同時配信されるラジオ番組の制作と配信を手掛ける。他にも、株式会社サウスラッチの代表取締役として人材紹介や人事のコンサルティングも行う。

ミニセミナー「ラジオフクコイについて」

参加者全員の自己紹介の後は、本日のメインイベントでもある妹尾八郎さんの「ラジオフクコイについて」と題するセミナーがスタート。

日本ラジオパーソナリティ協会の理事として、ラジオ業界の活性化と発展を促進し、地方創生を地域防災活動に取り組む妹尾さん。

これまでも九州で運送会社を経営するかたわら、インターネットとの出合いにより、ITを使った新しいビジネスモデルを構築し、数々の特許を取得するまでに至りました。2006年には、世界電子商取引学会において、日本から唯一ノミネートされ高い評価を得たと言います。

なぜ中小企業の経営者が、数々の特許を取得し、世界から高い評価を得られたのか? その秘訣は、情報化に脆弱と言われている中小企業が集まり、情報協同組合的な組織を作ることだと断言。

2008年にスタートした「ここワン.mobi」は、約500社の企業が参加し、登録ユーザー数も100万人を超えたそうです。その仕組を利用し、2017年1月からは、全国90局以上のコミュニティFMへ配信される、ラジオ番組「ラジオフクコイ」をプロデュース。

詳しく仕組みを語ることはできませんが、ラジオを聞いている聴取者に、毎週プレゼントが当たるというオトクなラジオ番組を支えている仕組みのひとつに、企業のマーケティングを担うビジネス特許が使用されているそうです。

今後もサービスを拡充させ、さらに大きなビジネスを展開されるという妹尾さんのセミナーは、個々の力を大きなものへ変化させるビジネスモデルとして、非常に参考になるお話を聞くことができました。

↓↓ラジオフクコイチラシ(クリックで拡大)↓↓

企画検討会

主催者である大川さんのこの会ならではの、メディアと企業をつなぐ企画提案が入ります。

ご自身も、3年間で1,300記事を掲載した、子育てをテーマにしたメディアの立ち上げを経験し、経費を自ら稼いでオウンドメディアを継続することの苦労を体験された大川さん。

その経験と、現在のお仕事であるプレスリリースを活用した小規模事業者とメディアの橋渡しを通じて、小規模事業者側から見ても、メディアに何を期待するかが見えなくなっていることを実感していると、大川さんは言います。

メディアに出るということ

法人・個人問わず、事業主から見れば、かつてメディアに掲載されることは、自分ではけして得ることのできない爆発的な認知を得ることであり、集客、売上につなげるための手段として、投資をする行為でした。

しかし、良くも悪くも、国民の何%もの人が見る”お化けメディア”はなくなり、人それぞれが見ているものが違い、コントロールができなくなった現代では、単体のメディアに頼って爆発的な認知を得ることは難しくなっています。

広告が利きにくくなっている

記事の形での掲載でもこのような状況にあるということは、小規模事業者にとっては、過去有効であった「広告を入れる」という行為に対しても投資としての費用対効果が見えにくくなっているため、メディア側から見てもそのメリットを見せづらくなっている現状です。

そんな中でメディアの経営を継続するためにはどうしたら良いかという、新しい広告の在り方の2つの提案がありました。

1つめは、複数メディアによる連合。

複数のメディアがアライアンスを組むことで、ユーザーにも認知され信頼性もアップ。さらに、広告効果を高めることができ、予算計上がやりやすくなります。

2つめの提案は、完全成果報酬型広告。

こちらについては、仕組みを探る必要があるとこのこと。たとえば、会社の認知アップなどのような曖昧な目的でなく、イベントや商品販売など、実際に売上が発生する事案について、メディアからのアクセスで売上が発生した場合に、数%の対価を払う仕組みの模索です。

これらは、まずは意見提起ということであり、今後も続いていく交流会の中で決定し、動かしていくことになるそうです。

懇親会で交流がはかれる

すべてのスピーチが終わった後は、しばし名刺交換と歓談の時間。お料理もお酒も大満足。

会場となるセンター北『IL PONENTINO Piazza』、自慢の日本一のボロネーゼを始め、美味しい食事と飲み放題のビールやワインにみなさんも大満足。

初めましてが多い交流会ながら、主催大川さんからのフォローも交えて自己紹介をした者同士、活発な意見交流がされ、個別のコラボなども発生していたように思います。

次回は1/26開催

こうして終わった第一回目の横浜港北メディアビジネス交流会。次回は2018年1月26日に開催される予定です。

主宰者の大川氏いわく、「今回は最初だからマジメにやりましたが、次回はもっとゆるく楽しめる会にする」とのこと。

ご心配には及びません。今回だって十分ゆるかったですし楽しかったです(笑)

以上、ライター小澤美奈子からの報告でした。